プロフェッショナル 仕事の流儀
ご存知の方も多いと思われますが、NHKで放送されている、様々な分野の第一線で活躍中のプロの「仕事」を紹介するドキュメンタリー番組です。
10/29の放送は、発達障害をご専門にされている精神科医、本田秀夫先生の特集でした。
様々な発達障害の中で、主に自閉スペクトラム症、注意欠陥多動症、学習障害のお子さんやそのご家族を取り上げていました。
先生は多くを語りませんが、相手を決して否定せず、全てをリスペクトされていて、画面を通してでもその温かさ、心を委ねられるような雰囲気が伝わってきました。
先生ご自身も、習慣や食べ物などへのこだわりや、集中のしづらさがあるそうです。
毎朝、同じ場所でポケモン、毎食ヨーグルトを食べている先生の姿に思わず微笑んでしまいました。(ごめんなさい)
先生は、発達障害を”自分の中にもある特徴がちょっと強い人”と身近に感じてほしいとおっしゃっていました。
“発達障害は個性の一部なので、なくせるものではない。社会での生きづらさを緩和し、意欲を引き出すことが重要。それは“診療”であって“治療”ではない“という先生の言葉が印象的でした。
どこまでを“障害”と見なすのか。どこからを“普通”と見なすのか…
その線引きをしているのは社会、周囲の人間なのかもしれません。
何度見ても考えさせられる番組でした。
*再放送も終了しており、11/13までNHKオンデマンドで視聴できます。興味のあるかたは是非ご覧になってください!